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アメリカンジョーク [15]
アラスカのど真中に大型旅客機が墜落した。
テレビ局は自社ヘリを飛ばして現場に急行。
救急隊員はありったけのスノーモービルですっ飛んだ。
ホワイトハウスは軍に緊急指令を出し一個師団の降下部隊が出動した。

「さて問題だ。一番最初に現場に着いたのって誰だと思う?」

「弁護士だろ?」

***

無人島に夫婦が流れ着いて数年が過ぎた。
二人だけの生活にも疲れたある日、浜辺に若い男が打ち上げられた。
若者はたくましくてハンサムで、妻は一目で恋に落ちた。
そして若者の方も…。

が、狭い島で夫の目を盗んで情事にふけるのは不可能。
何も知らない夫は、若者に見張りを命じた。
「よし、じゃあ今日から三交代で見張りだ。船が近づいたら知らせろ」
若者は少し考えてから見張り用の木に登り、夫婦に向かって叫んだ。
「ちょっと! 二人とも、そんな所でエッチしないで下さいよ!」
「何を言う。わしらは食事の準備をしているだけだぞ」
しばらくしてまた若者は言った。
「だから、そんな所でエッチしないで下さいよ!」
「そんなことしてないと言っとるだろ」

若者はえんえんとそれを繰り返した。
今度は夫が見張りをする番に。
夫はハシゴに登って、ふと下を見た。

「…ほう。なるほど。ここからだと、エッチしているように見えるんだな」


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アメリカンジョーク [14]
「首まで砂に埋まった弁護士を見たらどう思う?」

「砂が足りないと思う」

***

ある旅客機。乗客はほぼ満員だ。
離陸前のスチュワーデスのアナウンス。

「本日は当航空会社の旅客機にようこそ。お客様にお伝えしておくことがあります。本機は機長、操縦士とも盲人です」

ざわざわと顔を見合す乗客たち。

「でもご安心ください、今までにこのコンビで事故の起きたことはありません。ごゆっくり空の旅をお楽しみください。それでは離陸に入ります」

「心配だな、ほんとに大丈夫なのか」と乗客の一人。

不安そうな乗客たちを尻目に、旅客機は離陸動作に入る。
客室正面のモニタには機の正面の風景が映し出されている。
機はどんどん加速しはじめ、前に進んでいく。
が、なかなか離陸しない。
そのままどんどん進むがいっこうに離陸の気配がない。
モニタに映った正面の風景では次第に滑走路の向こうの海が近づいてくる。
乗客たちの声が上がり始める。

「おい、離陸しないと海に落ちるぞ!」

誰かが大声で叫んだ。
だが、機はそのまま直進する。別の乗客が、

「おい、このままだと全員死んじまうぞ!」

女性客の悲鳴が上がる。だがまだ離陸しない。
とうとうモニタでは滑走路が終わり、海が目の前だ。

「うわ~!!」「きゃ~!!」、乗客全員が悲鳴をあげた。

と、その瞬間、旅客機は離陸し、海には落ちずに上昇を開始した。
乗客全員、息を吐いて椅子にへたり込む。

そのころ、操縦室では次のような会話がなされていた。

「ねえ、機長、私は正直、心配なんですよ」と盲人の操縦士。
「なんのことだね」と盲人の機長。

「いつの日か、乗客の悲鳴が上がるタイミングが遅れて離陸に失敗して、我々二人とも死んじゃうんじゃないかと」


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アメリカンジョーク [13]
「あなたは依頼料の高い弁護士だそうですね。500ドルで2つの質問に答えてもらえますか?」

「もちろんですとも。で、2番目の質問は何ですか?」

***

記者はようやく世界的大富豪のインタビューに成功した。
記者が大富豪の豪邸を訪ねると、大富豪はかなりの老齢であり、美食のせいか太っていたが、肌の色つやが良く、とても本人がいう年齢には見えなかった。

「どうやって、これだけの成功をおさめたのでしょうか?」
「わしは、スラムでも一番の貧乏な家庭に生まれ、15歳の時に天涯孤独の身となり、無一文で世間の荒波に追い出されたのじゃ」

富豪の老人はため息をついた。

「まったく苦しい時代じゃった・・・」
「さぞ、ご苦労をされたのでしょうね」
「大変な苦労じゃったよ。そして、たゆまぬ努力だった」
「是非、小誌の読者にもその成功の物語というものを教えていただけませんか」
「いいとも」

老人は昔を思い出すように目を閉じた・・・

「それは、大恐慌の時代じゃった。父母が死んで、まだ幼いわしが住んでいたアパートを追い出された日。わしのポケットにはもう5セント硬貨が一つしか残っていなかったのじゃ。わしは、腹が減って腹が減って、5セントで汚いリンゴをひとつ買ったのじゃ。さて、齧り付こうとして、袖でリンゴの汚れを拭いたら・・・実に綺麗でうまそうなリンゴになった。わしは、そのリンゴを食べないで10セントで売ったんじゃ。そして、その10セントでまた汚いリンゴを2個買って‥‥もう、分かるじゃろう?わしは、その時、商売というものを理解したのじゃよ」

「感動的なお話しです!」雑誌記者は叫んだ。「やはり、努力と工夫が今の成功を生み出したのですね」
「うむ。こうして、1週間後には、リンゴを売った金は、なんと、23ドル50セントにもなったんじゃよ」

老人は続けた。

「そして、その次の日・・・大叔父が死んで、5000万ドルの遺産を相続したんじゃ」


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アメリカンジョーク [12]
NASAが火星への有人飛行を計画したが、問題は、乗員が一人だけで地球に帰ってこれない片道になってしまうことだった。

インタビュアーが聞いた。「いくら貰えるなら行ってもいいですか?」

技術者は答えた。
「100万ドル。それを母校ライス大学に寄付して研究に役立ててもらいたい。」

医者は答えた。
「200万ドル。100万ドルを家族に残し、100万ドルは医学の発展に役立ててもらいたい。」

弁護士は答えた。
「300万ドル。私が200万ドルもらって、残りの100万ドルでさきほどの技術者に行ってもらおう。」

***

陸軍、海軍、空軍、それぞれの将軍が誰の部下が最も勇気があるか競うことにした。

まず陸軍の将軍が部下に言った。
「今そこを走っている戦車に向かって匍匐前進をしろ」
部下は言われたとおりに戦車に向かい、ひき殺されてしまった。

次に空軍の将軍が部下に言った。
「パラシュートなしで戦闘機から脱出しろ」
部下は言われたとおりに戦闘機から飛び出し、墜落死した。

最後に海軍の将軍が部下に言った。
「あの空母の一番高いところから飛び降りろ」
部下は言った。
「ふざけるな、この豚野郎!」

海軍の将軍が言った。
「どうだ、私の部下が最も勇気があるだろ。」


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通天閣。オカンとぼくと、時々、オトン。[10] 完結
早稲田の発表日、学内の掲示板をみて

「オカン、合格してるわ」

「そらよかった。明日あたり慶應の入学金の振込期限やろ。いちお振り込んどきや」

「そうするわ」

ぼくは入学金を握り締め、新宿の丸井に行き、スーツを手に入れた。

ヽ(´∀`)ノ

法学部に3年間在籍。そして中t‥‥飛び級卒業。

卒業式はもちろん、入学式は寝坊により、結局いずれも出席しておらず、本当に在籍したのかどうかも怪しい。
単位の取得状況はひどいものだった。

高校のバレー部のレギュラーたちは全員が大学でもバレーを続け、ぼくだけがバレーから離れた。
大学での3年間、英語会(WESS)でSpeech、Debate、Dramaを徹底的にやった。
素晴らしい友人たちに恵まれた。卒業後、彼ら彼女らは世界中に飛び散った。
いずれ書くことになるだろう。


3年間のWESS活動が終わると、もはやなすべきことは残っていなかった。
スポーツ、受験、英語、すべてから解放されたのだ、次は何もせずに読書する時間が必要だった。

ぼくの20代は読書に費やされた。それは誰もが羨む、素晴らしく無駄な20代となった。


完 ヽ(´∀`)ノ



ありがちな物語である。

この物語からは最良の部分が抜け落ちている。
公開ブログだ、あまりに下品なことは書けない。

3月にぼくが大阪に戻り、Kとの関係は復活したが、それもある夏の日に終わった。
その翌日、JTらと湘南でなぜかキャッチボールをしたことを今でも思い出す。

ぼくはまた荒れて、六本木のクラブに行き、ナンパした女と同棲を始めた。

(´ー)y-~~


KOSS(コス)が好きだ。つまり低音バカ。
低音大好き低音バカだから、もちろんKOSSが好きで、そしてPortaPro(ポータ・プロ)愛用者だ。

電車などの公共空間で携帯音楽プレーヤーを聴くとき、たとえばiPod付属のイヤホンのように通常のイヤホンを使っている人がいて、もちろんそれは結構なのだけれど、少なくとも音漏れだけはしないように音量には気を配るべきだと思うのだが、やはり世の中には他者に対する想像力を欠いた輩が少なからずおり、そのような輩のために気分を害するのも馬鹿馬鹿しいので、こちらも必然的にiPodを常用することになり、当然インナーイヤー型(=カナル型=耳栓型)を使っている。

使っていたSonyのインナーイヤー型がいわゆる「ソニータイマー※」の正確な作動によってキッチリ断線してくれたので、次は何を買おうかと考えたのだが、やっぱ低音バカな俺にはKOSSだろ!と思い、しかも安いのじゃないと買えないので、『ThePlug』『SPARKPLUG』『SPARKPLUG2』『KEB/24』を比較した結果、最新の『KEB/24』を2880円で買った。

なかなかいい。


※ソニータイマー[wiki]
ソニータイマー(Sony timer)とは、ソニー(SONY)の製品において、その高い技術力により製品寿命をコントロールしているかのように、メーカー保証期間が過ぎたあたりの絶妙な時期に故障する事象を皮肉った言葉。しかし、故障発生装置(タイマー)がソニーの製品に装填されている事実は確認されていない。そのため都市伝説の一例としても挙げられる。もともとこの言葉は、ネット環境が当たり前になる1990年代以前から一部の人達の間で使用されていた隠語だったのだが、今ではソニーの役員などが会見で使用するほどに一般化している。


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通天閣。オカンとぼくと、時々、オトン。[09]
下品なエントリである。
男性限定ということでお願いしたい。女人結界。


Kと離れて1ヶ月ちょい。

試験開始の数分前、ぼくが何を妄想していたのかその詳細は省くが、どうやら体がおかしなことになっている。試験前にあるまじき血流。

キ~ンコ~ン♪と試験開始の合図が鳴り、阿呆みたいな顔して

(・∀・)あひゃー!始まっちまった!!

と心中叫んだのだが、なんせ海○体がえらく気合いを入れている。激怒状態。

このオバカな状態をなんとかせねばと思いつつも、意思とか理性とかはこんなとき最も信頼できない奴らで、これはもう時間が勃つのを待つしかない、だからトイレに行って小用でもたそうかと思ったのだけれど、タイトなデニムを履いていたので席を勃とうにも勃てない。勃ってしまえば隣の席の女性が「ぎゃー!変態!」と叫んでしまうかもしれないというほどの逸物を所有しているわけではないが、やはり無風状態というわけでもない。ボーっとしながら嵐が去るのを待つしかなかった。

数分して暴れん棒も少々落ち着きを取り戻したようなので、試験開始5分で「トイレ」と挙手し、監督官に「はぁ?まだ5分だぞ?このバカ」という顔をされながらトイレへ行った。
(あくまで小用だ。試験会場でナニするほどイカレてはいない)

席に戻ってくると、なんだか滑稽なほど心が澄んでいる。爽快だ。

ああ、ぼくはzoneに入ったのだ。

ヽ(´∀`)ノ

科目は英語。試験時間は90分。

あっ

という間に解き終わり、時計を見ると70分しか経過していなかった。最初の10分を除けばたった60分で解いてしまったことになる。
なんということだろう。
しかもその60分間の記憶はまったくない。さすがzone。

試験時間の残り20分を、解答の見直しなどに使うことをせず、どうしてこのようなzoneに入ってしまえたのかを考えることに費やした。

しかし分からなかった。今でも分からない。

その後の受験でも意図的に妄想を発動させてはみたものの、二度と同じ状態になることはなかった(厳密にいうと海○体は頑張った。やつは頑張り屋さんだ)。


あれから長い年月が勃つが、一度もあのようなzoneに入ったことはない。
あれは、まちがいなく神が舞い降りた60分間だった。
何の神なのかは分からないが。


合格。


続く


→通天閣。オカンとぼくと、時々、オトン。[10] (PC) (携)


不意打ちビンタを2度くらった。
1度目は中学3年生のときで、見舞い手は同級生の女の子だった。
二人で一緒に校門を出たところで、彼女は振り向きざまにぼくの頬を力一杯に張った。
ビンタの理由は謎のままだ。

ヽ(`Д´)ノ

2度目は高校1年生のとき。バレーボールの練習試合の重要な局面でサーブをミスった直後で、他校との練習試合中は鉄拳制裁御法度という黙示の紳士協定があったこともあり、このビンタは予測できなかった。協定破りまでして張ったのだから余程腹に据えかねたに違いない。

コーチのビンタはやけに手首の返しが利いており、ぼくの顔面左側とコーチの右手の手のひらが完璧ともいえる遭遇を果たした結果、ぼくの首はクルリと90度右に回転し、顔をだらだら流れていた汗という汗が一滴残らず右方向に一糸乱れぬ隊列を組んだまますっ飛んでった。

それがあまりに不意だったために目を閉じる時間すら与えられなかったぼくは、顔を離れていく汗の軌跡を1秒100000コマの超高速撮影モード搭載カメラを凌ぐほどのスローモーションで捕捉した。

それはまるで小さな粒を連ねた縦長のシャンデリアがゆっくりと引き上げられていくのを下から見ているような感じで、とても綺麗だった。

(σ´∀`)σ


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いざ、Singapore
日本では数年前から「嘔吐する」を「リバースする」と言うようになっているが(うまい言い回しだ)、シンガポールでは「マーライオンする」というらしい。

なるほど。

で、煙草の持ち込みは課税対象だと?1箱約500円?

(・A・) ! !


出国8/28、帰国9/2。

明日からの更新は21:00「アメリカンジョーク」のみ。
ええ、また新しいの探してきました。


悩むのが飛行機の中で読む本。

よし、決めた。

親指Pの修業時代

哲学の謎

(´ー)y-~~



( ̄ー ̄) まだまだ
デンゼル・ワシントン 53歳

トム・ハンクス 51歳

豊川悦司 48歳

ヒュー・グラント 47歳

ジョージ・クルーニー 46歳

トム・クルーズ 45歳

唐沢寿明 44歳

ジョニー・デップ 44歳

ブラッド・ピット 44歳

ラッセル・クロウ 43歳

阿部寛 43歳

キアヌ・リーヴス 43歳

ロバート・ダウニー・Jr 42歳

本木 雅弘 42歳

永瀬正敏 41歳

緒形直人 40歳

織田裕二 40歳

江口洋介 40歳

内野聖陽 39歳

ウィル・スミス 39歳

ヒュー・ジャックマン 39歳

福山雅治 38歳

武 豊 38歳

桜井和寿 37歳

イ・ビョンホン 37歳

羽生善治 37歳

マット・デイモン 37歳

竹野内豊 36歳

山崎まさよし 36歳

谷原章介 35歳

藤木直人 35歳

ベン・アフレック 35歳

ペ・ヨンジュン 35歳

木村拓哉 35歳

安住紳一郎 34歳

金城武 34歳

イチロー 34歳

浅野忠信 34歳

レオナルド・ディカプリオ 33歳

デイヴィッド・ベッカム 32歳

伊藤英明 32歳

坂口憲二 32歳

オダギリジョー 31歳

コリン・ファレル 31歳

中田英寿 31歳


※1歳ぐらいの誤差はあり。


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通天閣。オカンとぼくと、時々、オトン。[08]
12月、オカンは息子を全く信じていなかった。
高校ですら単位も出席日数も足りなくなるような息子を信じろと言っても無理だろう。
だから受験する大学について揉めた。
またあの中学3年の進路相談の繰り返し。
高校と異なるのは、大学は私立でも「女がいてる」こと、単位を取らないと卒業できないこと。

( ´_ゝ`)

「こっちの大学も受けとき」

「あかん。絶対に東京や。早慶だけや」

( ´_ゝ`)

受験1ヶ月前から、ぼくと友人Tは東京入りした。
遊びたかった。
友人Rが東京の予備校の寮で生活していて、そのRが関西の大学しか受験しないということになり大阪に帰ってくるというので、ちょうど入れ替わりに寮を使わせてもらえることになった。

狭っ苦しい部屋で男2人の生活。寮の自習室を使い、ご飯はRに貰っていたチケットを使っていつも寮の食堂で食べていた。他の寮生たちは初日から「誰だあいつら」という顔をしていたが、ぼくたちはまったく気にしなかった。寮にいるやつなんてみんなイナカモンだろと思っていた。自分たちがイナカモンであるとの自覚は皆無だった。

3週間ほど経ったある深夜、部屋で大声で話していたら、大学生の深夜バイト管理人がドアを開けて、「夜中だから静かに。苦情がきてるぞ」と警告にきた。Tはバカである。

「誰じゃおまえ!」

Tの親父さんは○○会系○○組の組長だ。一度Tの自宅に遊びにいったとき「うちのオヤジが酔って帰ってきたら『誰じゃそいつは!』って怒鳴ると思うけど、気にすんなよ」と言われ、そんなあほなと思っていたら本当に「誰じゃそいつは!」と怒鳴られて驚いたが、カエルの子はカエル。

ぼくは立ち上がって「すんません。もう寝ます」と強引にドアを閉め、振り返って「こんのくそドアホが!!いまのは見回りじゃ!!荷物まとめろ!!」と、キョトンとしているTに申し渡した。

翌朝、寮の館内放送で「寮生でないのに生活している人、いますぐ事務局に来るように」と流れたので、ぼくたちは荷物をもって部屋の窓から逃走した。短い間の安ホテル暮らしに。


明後日から受験ロードが始まんで!という夜、電話でKにフラれた。


上京していたMくんと新宿で焼肉を食べたぼくは、暴れた。

翌朝、足にはガラスの破片が突き刺さっていた。痛い。
そして、2人は猛烈な腹痛と下痢に襲われ、脱水症状。
ゲロとゲリの、試験前日。

( ´_ゝ`)オエッ


続く


→通天閣。オカンとぼくと、時々、オトン。[09] (PC) (携)



当たり前のこと。ひとの長所とdiscommunication。
ひとの長所は、本人が「え?こんなの当たり前でしょ?」と全く特別視していない部分にこそ宿っている。「ここが自分の長所だ!」と思っているところは長所でないことが多い。

communicationというのは極めて困難で、discommunication(意思疎通の不成立)こそが原則形態だ。discommunicationの原因はカンタンで、自分が「そんなの当たり前でしょ?」と思っていることを相手に伝えないことにある。

いずれも「当たり前のこと」がカギとなっている。

なんて当たり前のことを書いてしまったんだ。
と、書こうかどうか迷ったが、書いてしまった。

(-_-)

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通天閣。オカンとぼくと、時々、オトン。[07]
あの小さな塾で出逢った2人。Mくん、K。

X先生、Mくん、Kの3人は、彼岸の人間だった。
ぼくは、此岸(しがん)の人間だった。

あちら岸のひとは考え、こちら岸のひとは考えない、そういう意味で別の人種だった。


Mくん。
Mくんは最初いきなり「おまえのこと、ハタから見てたけど、大嫌いやったわ」と言った。
そうだろう。自信満々のバカというのは厄介な存在だ。繊細な彼は吐き気がしたはずだ。

中学の最初の期末試験で全科目満点をとった後、彼は学校に行かなくなった。

当時、ニーチェ『この人を見よ』を彼からもらったが、最初のページから全く理解できず、頭が痛くなり、そのまま放置した。

彼は父親と非常に仲が悪く、ぼくにはそのことがどうしても理解できなくて、「お父さんと仲良くしたほうがええで」と、カス以下のタワゴトを繰り返していた。

1歳年上のMくんは、考え続けてきた人だった。親友だ。


K。
Kは、私立高校の3年生だった。
ジュニア・オリンピック水泳の銀メダリスト。
容姿、スタイル、ファッションセンスは非の打ち所がなく、大阪のクラブ界では有名な存在だった。
関西最大の老舗モデル事務所から強く誘われたが、厳格な両親はそれを許さなかった。
父親は東大出身の経営者、母親は旧華族。
Kとミナミを歩けば男女の別なく皆が振り返る、そういう高校生だった。

4月、ふじぼう専用自習室で一人勉強していると、経営者が突然入ってきて言った。
「おまえ、Kって知っとるか?」
「はぁ、あのperfect girlでしょ」

経営者は首だけを廊下に出して言った。
「おい、K、おまえのことperfectとか言うとんぞ!
 ところでふじぼう、おまえいま彼女いてんのか?」

それがぼくとKとの、ボーイ・ミーツ・ガールだった。

1つ年下のKもまた、考え続けてきた人だった。恋人だ。


あの1年間でぼくが得たもっとも大きなものは、自分は稀有な人間たちと多くの濃密な時間をともに過ごしたのだという自信と、自分は何も考えてこなかったのだという悔しさ、自分には言葉がないのだという痛みだった。
考えは陳腐で、話す言葉は安かった。

ただただ恥ずかしかった。


続く



→通天閣。オカンとぼくと、時々、オトン。[08] (PC) (携)


眠れない夜、
眠れない夜、 私は、人恋しさと愛情とを混同してしまわないように、細心の注意を払って物事を考えなければならない。

「冷静と情熱のあいだ Rosso」 江國香織



他者とともに考える
人間は1つの核から派生する思考・意識の統合体ではない。
核は複数ある。
複数ある核から不規則で無方向に派生していく思考・意識の統合体が人間だ。

友人や著者といった他者とともに考えることが楽しいのは、核を増殖させることができるからだ。
1つの核を深めるというのは至極つまらない。読書や友人との付き合いを、ただ「自分を確認するための手段」としてだけ用いるのだとしたら、それはすこし寂しい。

他者とともに考えて、はじめて核は増殖する。


他者とは、「そのときの自分」では容易にチューニング(同調)できない思考・意識の枠組みをもつ他人、チューニングするにはすこし違和感や痛みを伴う他人、「そのときの自分」のどこかを変えないと理解が困難な他人をいう。


他者とともに考えるとは、読書しながら考えるとか、人と話しながら考えるといったことだけを意味しない。本がそこになくても、人がそこにいなくても、それでも誰かとともに考えるということだ。
それがどのような感覚なのか、言葉で伝えることは難しい。


「自分の考え」とは、複数の他者の考えの集合体のことだ。
つまり、組み合わせこそが「自分」なのだ。


さて、組み合わせこそが自分、などと書かれるとしっくりこないものがあるかもしれない。
ひとは「個性」や「オリジナリティー」といったものを妙に価値あるものと考える。
しかしそれは間違いだ。
ぼくたちはいつだって、複製(コピー)をひたすら反復し、反復し続けた、その暫定的な完成形である。

イチローは少年時代、田尾のファンだった。田尾の模倣を反復し、何万回も素振りという単純作業を繰り返し、さらに他の打者を研究し、盗み、それを反復し、オリックス時代の打撃フォームとなり、さらに素振りを繰り返し、メジャーの打者を研究し、模倣し、それを反復し、いまのフォームになり、さらに変化を続けている。


模倣、盗用、複製、復元、引用、そして反復、その果てに「なにか」が生まれる。
芸術もスポーツも研究も、そして人間も同じだ。
その「なにか」を「個性」「オリジナリティー」と呼ぶことになんの意味があるだろう。


なお、梅田望夫氏はこう書いている。

しかし私は、こんな一連の「知的生産の成果」に加えて、オープンなプロセスにおいて次々に生まれる「知的興奮の連鎖」のほうに大きな感動があった。新しい「ダイナミックな知の創造プロセス」を実感したからである。そしてそれは、脳をネットに預け、他者の脳と接近したことによって得られた知的興奮だった。(『ウェブ時代をゆく』)

‥リアル世界で教える代わりに、インターネットに向かってそのエネルギーを全部込めて、僕が考えていること、いま世の中で起きていることについて、ネットの向こうの読者と一緒にひたすら考え続けます。(『フューチャリスト宣言』)


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